
第10位:卵を生で食べる
マヨネーズやティラミス以外、生で食べるなんて信じられない!
イタリアでは、新鮮な卵であっても生で食べることには少し抵抗感を感じますが、日本人が生卵を綺麗に割って美味しそうに食べる姿を見るうちに、だんだんと興味がわいてくるのです。
そもそもイタリア人は料理に対してはこだわりが強く、また好奇心旺盛です。
特に日本に興味を持っているイタリア人は卵かけご飯、すき焼きなど、食べてみたら「なんて美味しいんだ♡」と絶賛するはずです。
そこで大切なのは、白身の食感を残さないこと。
どうしても白身の見た目と食感が鼻水を想像させてしまうのでNG!
卵かけご飯なら前もって白身とご飯を混ぜておくか、すき焼きなら卵をしっかり混ぜて白身がわからないようにするか工夫が必要です。
第9位:お風呂場に脱衣所がある
イタリアにはない脱衣所。
脱衣所どころか浴槽すらない家庭も多い。
お風呂場は1つの空間であり、その中でシャワーを浴びてタオルで体の水気をとるのだが、気を付けないとお風呂場の床が水浸しになります。
排水溝もないので、あとで床の水をモップで地道にふき取る始末…。
なんて合理的なんだ!
自分の脱いだ服も、これから着る服も濡れずに快適に着替えができるこの脱衣所という空間にさすがに驚きを隠せないイタリア人。
お風呂に入る前には脱衣所で衣服を脱ぎ、お風呂に汚れを持ち込まないという日本人の衛生に対する配慮に「マンマ・ミーア!」と感嘆していました。
また銭湯では、お互いの背中を洗う行為にさらに驚き。
イタリア人は体を洗う際、通常はタオルなどは使わず手で首や耳の後ろ、脇や足は念入りにゴシゴシ。
がしかし、背中は放置気味。
背中にまで手はなかなか届かないので諦めているのでは…?
たまに見る銭湯でお互いの背中を流す姿は、日本人の思いやりと感謝がたっぷり詰まった行為。
体の見えないところにまで配慮が行き届いてると再び歓喜の「マンマ・ミーア!」
これを機にイタリア人の銭湯ブームに期待大です。
第7位:100円ショップのにんにくの皮むき器
イタリア人とにんにくは切っても切り離せない関係で、様々な料理ににんにくが使われています。
面白いほど皮がむける!
そこでにんにくの皮むき器をつかったところ、大人も子供も楽しみながら皮むきができると喜んでいました。
その他に、足袋ソックスや5本指ソックス。
これを履くと侍になれたと大はしゃぎ。
扇子とお箸と和柄のタオルは、100円とは思えないクオリティーで最高のお土産になること間違いなしです。
第7位:ケーキのクオリティーが高い
イタリア人は甘いものが大好きです。
イタリアのケーキは少し甘すぎるのに対し、日本のケーキの甘さはちょうどよかったと言います。
ショートケーキやシュークリーム、モンブランは日本とヨーロッパのケーキ文化を象徴していて、スフレチーズケーキは日本代表のチーズケーキと認識されています。
季節をテーマにしたケーキがすごい!
日本のケーキ屋さんはバリエーション豊かなケーキだけではなく、季節感を大切にしたケーキとそのスポンジ生地のしっとり感はイタリア人を虜にしています。
日本のケーキ屋さんでお気に入りのケーキを見つけてほしいですね。
第6位:ドリップコーヒーが美味しい
コーヒーを挙げたらきりがないイタリア。
エスプレッソ、マキアート、カプチーノ、カフェラテ。
イタリアではエスプレッソが一般的で、そこにミルクを加えてバリエーションを増やしていきます。
イタリア人を唸らせるコーヒーとは?
イタリアでは朝昼晩その時間帯に合わせたカフェがあるように、日本でも様々なコーヒーの楽しみ方ができます。
コーヒーを1杯飲みたいときに簡単に用意できる一人用ドリップコーヒー。
水を入れたらすぐにアイスコーヒーができるポーションタイプ。
コンビニでもあっという間に本格的なコーヒーが飲めます。
そして至る所に美味しいコーヒー屋さんが競うようにあるのも驚きですが、イタリア人は日本人がお茶よりコーヒーを飲んでいたことにも驚いています。
イタリアのバールはカフェであるとともに社交の場でもあります。
彼らにとっては、ごく普通の待ち合わせの場所です。
日本人がカフェで静かにコーヒーを楽しむのも驚きの1つであるといえます。
なぜならイタリアでは「チャオ!」「ボンジョルノ!」から始まり絶え間なく人の行き来があり会話が弾んでにぎやかな雰囲気があります。
たいてい朝はエスプレッソを立ち飲みでサクッと飲み、昼はトラメツィーノ(イタリアのサンドイッチ)またはパニーノを食べる。
平日朝にカプチーノを飲み、テーブルで食事をしている人がいたら間違いなく観光客です。
それもそのはず、イタリアではテラス席、テーブル席、カウンター席と値段が違うからです。
であれば地元の人は待ち合わせがてらエスプレッソで十分なわけです。
コーヒーのこだわりが強いイタリア人にとってはエスプレッソが一般的なコーヒーと認識され、それが一番美味しい飲み方と解釈しています。
イタリアが不変なら、日本は変化。
日本人のコーヒーへの探求心には目を見張るものがあります。
今後もさらに美味しくなるコーヒーに大注目ですね。
第5位:布団をたたむ
イタリアでは、ベットで寝ることが習慣でありベットのシーツは変えるけれど、マットレスをたたむことはしません。
布団が消えた?
布団をたたむことで日中は部屋を広く使えることに驚きを隠せないイタリア人。
お手入れも楽で、寝ているときに落ちる心配がないのはありがたいことです。
また、天気のいい日に布団を干してふわふわになった布団に寝るのも楽しみなのだそう。
これは共通認識ですね♪
この素晴らしい文化をまだまだ残していきたいところです。
第4位:ナポリタンが美味しい
イタリアにはナポリタンは存在しない
日本人に好まれるようになったのも終戦後、アメリカ軍が持ち込んだパスタを茹でてケチャップを混ぜただけのものを食べていたところから始まります。
それを日本人が野菜を加え、アレンジして今のナポリタンがあります。
イタリア人は、日本人の創造性とその料理を美味しくする技術に舌を巻いています。
初めてナポリ人がナポリタンを食べたとき、思わず失笑してしまいましたが、普段は大きな声で話し、会話が途切れないのに今回は無言で食べるその姿に、間違いなく「美味しくて無心に食べているんだ」と確信しました。(笑)
そしてカルボナーラに関しては、イタリアのカルボナーラは生クリームが入っていないのに対し生クリームが入っている日本のカルボナーラにはカルチャーショックを受けるかもしれませんが、それについて議論したあと、最後には間違いなく美味しいと言ってくれます♡
逆もまた然りで、日本人が慣れたカルボナーラではなく本場を食したとき、あまりの美味しさにハマってしまうこと間違いなしです。
第3位:お土産をもらう
居酒屋が大好きなイタリア人。
まるでイタリアのバールとは食事もお酒も雰囲気も全然違う。
お酒を楽しく飲み、語らうは場所にすぐに溶け込めるイタリア人。
割と小さめの居酒屋で店主やお客さんと仲良くなれるイタリア人。
日本語をたどたどしく話すイタリア人を見て、おもてなしが好きな店主はお土産にと、飾ってあったお酒やおちょこ、乾麺などをお土産に渡してくれました。
また日本人の女性が一人でイタリアに観光に行った先のバールで常連のお客さんからおごってもらえることも多々ありますがナンパには要注意です!
日本に来なければわからなかった「おもてなし」こういった文化がイタリア人だけでなく、世界中の人々を魅了しているでしょう。
第2位:ウォシュレットがある
イタリアにはトイレの横にさらにもう一つビデがあります。
それがウォシュレットに近いものです。
ただ蛇口から出る水の量や温度は自分でコントロールしなくてはいけないので厄介です。
そこで日本のウォシュレットは自分に合った水量と温度があり、男女兼用で一人ひとりの要望に応えてくれます。
それが公衆トイレにもあるから驚きです。
イタリアの公衆トイレはお世辞にも綺麗とは言い難い。
トイレットペーパーがない、便座がないこともしばしば。
それにトイレ自体が少ないので、公共トイレがたくさんある日本はまさにありがたいお国なのです。
さらには、各家庭だけでなく外出先にまでウォシュレットがあることに「これをわが家でも使いたい!」と思う人は多いはずです。
この技術が早くイタリアに広まって欲しいといつも望んでいます。
第1位:小学生が一人で登校している
イタリアでは安全対策もあってバスや電車でも10歳までの小学生は親の送迎が義務化されています。
むしろ子供だけで歩かせるのは危険と考える人が多いのだそうです。
「子供が一人で歩いて大丈夫なの!?」と最初は心配した様子でしたが、最後には日本の安全性は子供を見ればよく分かると納得していました。
そしてイタリア人は交通系ICカードを使いこなす小学生にも「この国に何が起こったんだ?」と感嘆の眼差しを向けていました。
さいごに
今回は、イタリア人男性が感動した意外なベスト10(東京編)でしたが、まだまだ知られざる魅力は尽きませんね。
日本とイタリア。
今後もお互いの文化を尊重しあい、時には刺激し合いながら交流していきたいですね。


